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評価経済社会への皮肉 -ブラックミラー『ランク社会』


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 SNSが社会に浸透し、生活になくてはならないものとなった現代社会ですが、この物語はSNSの評価が生活に影響するまで過熱した時代のお話。SNSとの距離感について考えさせられる物語でした。

※ネタバレあります

 

 

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トピックス

  • ソーシャルネットワーク
  • 評価経済社会

ストーリー

  舞台はSNSの評価が日々の生活を支配するようになった世界。SNS上や目の前の相手のことを5段階で評価し、今までに稼いだ評価の合計点が生活に大きく影響をもたらします。レンタカーを借りれるのは評価が3以上の人だけ。飛行機のいい席に乗ろうとしたら4.2以上が必要など。

 主人公のレイシーは評価4.5以上の人しか住めないアパートに住むために、4.2の彼女は懸命に評価集めに勤しみます。点数を上げるためのカウンセリングへ行き、毎日素敵な笑顔で挨拶を心がけ、写真をSNS上にアップします。

 そんな主人公に点数大きなチャンスが。友人の結婚式のスピーチを任され、成功すれば数百人の参加者から多くの評価を集めることができます。

 しかし、彼女は式場に向かう間に大きな災難に見舞われることになりました。弟と喧嘩し、点数を落としたことに始まり、乗る予定だった飛行機はキャンセル。代わりの飛行機は点数が足りず、乗車拒否。どうしても乗りたいんですと交渉していると、警備の人を呼ばれ、点数を大幅に差し押さえられてしまいます。

 古いレンタカーを借りて式場に向かうも、古すぎてガソリンスタンドで充電できずバッテリーオーバー。ヒッチハイクで評価が1点台の老婆に拾われ会場に向かうも、結婚する友人から「点数が低すぎるから来なくていい」と言われてしまう始末。

 なんとか式場の前にたどり着き、点数が低い者を入れない厳重な警戒の中、雑木林を通り泥だらけになりながら式場に入りスピーチを行いました。当然、評価0点台の彼女にい誰も構わず、つまみ出されて牢獄に入れられてしまいます。

感想

評価経済の到来

  「SNSの評価を気にしすぎる人への警笛」とも取れる作品ですが、これは評価経済到来の予告であるかと思いました。現に実社会でもSNSの点数が生活に影響してくる事例が出てきています。

 例えば中国で多くの人が使っているサービスである「芝麻信用」。これは2015年に始まったサービスで、学歴や犯罪歴を含む「政府のオープンデータベース」と、クレジットカードの支払い等の「サービス利用状況」を換算し、350点から950点までの点数を表すことができます。

 また日本でもネットユーザーの間で人気のサービスである「Valu」や、シェアリングサービスの「AirBnB」もそうです。意識してないだけで、もうすでに『ランク社会』は始まっています。

見方を変えればいい時代

 ブラックミラーでは皮肉っていますが、見方を変えれば「信用」が最もお金になる時代ということなので、喜ばしい時代なのではと思います。ただ、その中でもSNSで着飾っている人だけが報われるのではなく、正直者が報われる社会になって行って欲しいなと思うので、そう行ったサービスを誰が実装しないかなって妄想したりもします。

  また、こういう時代を生き抜いて行くために「お金2.0 新しい経済のルールと生き方 」は非常に勉強になったのでおすすめしておきます。

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