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【感想】ブラックミラー 宇宙船カリスター号


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バーチャル・リアリティー、デジタルクローン。今をときめくこれらの技術が発展した未来には何が待っているのでしょうか。このことに関して、考えさせてくれる作品である『ブラックミラー 宇宙船カリスター号』をNetflixで見たので、感想を残しておきたいと思います。

※ネタバレ含みます

 

 

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ストーリー 

 細かい設定まではわかりませんが、舞台は今から10年ほど先の未来でしょうか。小さなチップをつけるだけで、視覚・聴覚・触覚を含む全ての感覚を仮想世界へと誘い、まるで夢を見ているかのようにゲームが楽しめる技術が登場している時代です。

 キーパーソンはカリスター社のCTOであるロバート・デイリーと新入社員のナネット・コール。ロバートはエンジニアとして天才的な腕前を持つ一方で、冴えない性格のためか周囲の人からは除け者にされています。

そんな彼は自宅のサーバーに仮想世界を作り出し、自分だけの世界を作り上げます。そしてナネット等の周囲の人物のDNAから作ったデジタルクローンをその仮装世界に召喚し、自分の思うままに操り、日頃のストレスを発散させるために奴隷以下として扱います。

 デジタルクローンにはクローンになった日までの記憶や、現実世界と変わらない意識が存在しています。そんなデジタルクローン達が、仮想世界を作った絶対的な神であるロバートから解放されるために、彼に挑んでいくストーリーです。

テクノロジートピック

  • バーチャルリアリティ
  • クローン
  • DNA
  • ブレインコンピューターインターフェイス

感想

デジタルクローンの人権

 デジタルクローンの特徴は人間と同じ感情・思考・意識・知能が存在するという一方で、彼らには肉体が存在しないので、もちろん人権は存在しません。しかし彼らを本当に人間ではないと言って、非人道的な待遇を許してもいいのでしょうか。ここまで来ると、人間とそれ以外の線引きがどこでできるのか、本当に難しい。

両足が義足の人間も、人工心臓を入れている人も、体の一部は人工物ですが、人間であることには間違えありません。それじゃあ体が100%人工物のデジタルクローン(人工知能)はどうなのか?

ちょっと前に欧州で「ロボットの人権」という論争が起こりましたが、同じような問題だと思います。

 

「人間」はどうして「人間」となり得るのか。「我思うゆえに我あり」では通じない未来も近いのではないでしょうか。これもしっかりと考えたいテーマ。

バーチャル世界と幸福

この物語では、登場人物達が現実世界では睡眠状態に入り、完全に仮想世界の住人となることができます。かなりSFチックな話ですが、僕はこれに近い技術は10年以内に生まれるのではないかと思っています。

現にFacebook等の企業やイーロン・マスクなどが、脳と繋がるコンピューターに付いて研究しています。この研究が実現すれば、脳と直接通信を行い、どのような体験でも、どのような感覚でも味わうことができるようになります。

例えば仮眠状態にした人間の中枢神経系を刺激し続けると、人間は永遠の幸福感を得ることができます。しかし幸福感をえら得るからと言って、人間としてそれでいいのか?

リアルを幸福にするためにバーチャルを使うのが正しいのか、あるいはバーチャルもリアルも気にする事なく、ひたすらに幸福を追求するのが正しいのか。

VR開発者ならしっかりと考え抜きたいところ。

クローンの是非

クローンの是非に付いても考えてみたい。クローンは現状研究はされているのだろうけど、法律もあって表にはなかなか出てはこない技術。

それでも今は遺伝子を格安で調べられる時代ですし、ブログを書くという作業も自分の情報分身を作成するという、一種のクローンを作っている作業と捉えることもできます。ホリエモンは自分の思考を学習させた人工知能を作ろうともしてました。もっと時代が進めは、誰でもクローンが作れる時代がきてもおかしくありません。その時の法律や規制がどのようになるのか。どこからどこまでが大丈夫なのか。

終わりに

この作品は近未来のことに付いて考えさせられる作品でした。次回作も是非みてみたいです。

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