OneDrive 個人フォルダへ管理者がアクセスし、共有リンクの解除を行う方法

OneDrive個⼈フォルダへ管理者がアクセスし、共有リンクの解除を⾏うTipsをまとめています。

想定するケース 

  • ファイルの授受にOneDriveの共有リンク機能を利⽤している。 
  • 共有リンクの設定が誤っていることが発⾒された。 
    • 共有してはいけないファイルを共有してしまっている。 
    • 共有してはいけないフォルダパスを共有してしまっている。 
    • 編集許可してはいけないファイルを編集許可設定で渡している。 
  • 早急に対処するため、ファイルの共有設定を誤った本⼈ではなく、管理者側で制御を⾏いたい。 

必要な権限

作業を⾏うユーザーに以下いずれかのAzure AD Roleが割り当てられていること。 
  • グローバル管理者
  • Office アプリ管理者

⼿順

STEP0(前提条件)

共有リンクの設定がされているフォルダ若しくはファイルが存在する。

STEP1

管理者アカウントにて Microsoft 365 管理センター (https://admin.microsoft.com/)へアクセスする。

STEP2

① [ユーザー] - [アクティブなユーザー] 内を選択する。 
② 該当ユーザー(共有リンクの設定を間違ったユーザー)の名前を選択する。
③ 画⾯右側に表⽰されるサイドバーの [OneDrive] タブ内を選択する。
④ [ファイルへのアクセス] セクションの [ファイルへのリンクの作成] をクリックする。

STEP3

⑤ 「④」の作業後に表⽰されるURLをクリックする。このURLが該当ユーザーのOneDrive for Business のURLとなり、このURLへアクセスすることで、管理者アカウントが該当ユーザの OneDriveの「サイトコレクションの管理者」として設定される。

STEP4

⑥ ログイン先のOneDriveで共有リンクを削除したいフォルダやファイルを選択し、上記図の⾚枠内の部分をクリック。
⑦ [アクセス許可の管理] をクリックし、画⾯右側に表⽰されるバーから該当する共有リンク を選択する。
⑧ ポップアップが表⽰されるので、 [リンクの削除] をクリックし、共有リンクを削除する。

事後処理(サイトの所有者から管理者を削除する)

前提

OneDriveは個⼈利⽤を前提としたドライブであるが、上記⼿順を実施した後は、管理者 ユーザーは「サイト所有者」となり個⼈のOneDriveに対してのアクセス権限が残り続けてしまう。
管理者ユーザーのアクセス権限を削除するためには、⼀般ユーザー(上記⼿順において共有リンクの設定を間違ったユーザー)側で所有者の変更を実施しなければならない。

STEP1

① ⼀般ユーザーでOneDriveにログインし、右上の⻭⾞マークをクリックする。
② 表⽰されるサイドバーの [OneDrive 設定] を選択する。

STEP2

③ 左側のサイドバーの [その他の設定] を選択する。
④ [サイトコレクションの管理者] を選択する。

STEP3


⑤ OneDriveの所有者の⼀覧が表⽰されるため、今回管理者としてアクセスしたユーザー名の 右側にある×証を選択して、権限を削除する。
⑥ [OK]をクリックして変更内容を保存する。

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